母倒れる

昨日、ジブリ美術館の帰りに秋葉原によって、その帰りのバスの中で電話が鳴った。

1年以上連絡していない下の妹からだった。バスの中だったので電話に出ないでいると、数分後に上の妹からも電話がなった。

すごくいやな予感がして、バスの中だったけど小声で電話に出た。上の妹はパニクって泣きながら、母が倒れて隣町の市立病院に運ばれたらしいと伝えてきた。くも膜下出血らしい。とにかく、落ち着いて、何かわかったらすぐ連絡するように言うと電話を切った。

今思うと、バスが到着するまで自分は結構落ち着いていた。ただ、すでに18時を過ぎていたので、今から空港に向かって北海道の片田舎の病院までたどり着けるのかだけが心配だった。本当はちょっと、明日の朝一の飛行機で向かおうかと考えていた。

そんな時に下の妹からメールがあった。「おにいちゃんも気をつけてきてね」。どんなことしても今日行くしかないと思った。家に帰ってネットで飛行機のチケットを購入すると、2日分の着替えだけをもって空港に向かった。

病院に着いたのは日付が変わるちょっと前だった。母の手術が終わり、執刀医による家族への説明の最中だった。

手術は成功したのでひとまずは安心ということだった。ただ、母の意識は戻っていないらしい。そして、これから訪れるであろういろいろな症状の危険性と対策について説明された。病院に向かう途中でネットでくも膜下出血について調べておいたおかげで、先生の説明はだいたい理解できた。VAIO type Pを買っておいて本当によかったと思った。

説明終了後、母に面会出来たが意識はなかった。動くと再出血の恐れがあるので薬で眠らされているらしい。手術は頭を開かず血管内から行われた(血管内治療)ので外見はただ眠っているようだった。畑仕事の最中で運ばれたので、手にはまだ土がついていて、それがまた家族の涙を誘った。

その後、家族待機室を借りることが出来たので、今日は病院に泊まることになった。

くも膜下出血とは?

くも膜下出血の治療

クモ膜下出血 - Wikipedia

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